「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
秋を感じます
金澤 聡
(2022/10/13)
秋の味覚サンマがスーパーに並ぶと秋を感じます。
ですが、いつもの秋と違いました。
今年、最初に食べたサンマは小ぶりで、細かったのです。
食べるのが申し訳ない程やせ細っていました。
しかも値段も高く、一匹400円を超えるような値が付いていました。
今年のサンマは不漁だと言われ、秋を感じることがないのではと心配していましたが、10月を過ぎた頃から、脂がのったサンマがスーパーに並ぶようになりました。
比較的太ったサンマを選び、大根おろしとすだちを絞って食べて納得のいく食の秋を感じました。
この時期は、芋煮の計画を立て始めると秋を感じます。
毎年、気の置けない家族と秋保で芋煮をしています。
紅葉を愛でながら、里芋のホクホクした触感を味わうと秋の深まりを感じます。
例年、焼肉と芋煮のセットにするか、サンマと芋煮のセットにするか直前まで悩みますが、食べ盛りの子供が多いので、結局、今年も焼肉と芋煮になるでしょう。
焼肉7割、芋煮3割が毎年恒例となっていますが、どこの肉屋さんで何を買うか、これを考えるのも秋の夜長の楽しみのひとつです。
梨狩りにいきたいと思うと秋を感じます。
焼き芋を食べたいと思うと秋を感じます。
まつたけを食べたいと思うと秋を・・・もういいですね。
私は食で秋を感じるということです。
次は、西ノ入アナウンサーです。