「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

お風呂のこだわり
堤 勇高
(2022/11/18)


全国屈指の温泉王国、群馬県で生まれ育ちながら、お風呂へのこだわりは全くと言っていいほどありません。

しいて言うなら、就職活動をしていたころ、大事な面接の前日に銭湯に通っていたことくらいです。

当時は大学生として東京に住んでいました。
東京はかなり銭湯が多く、私の一人暮らししていたアパートの近くにも一軒ありました。
広さとしてはドラマやアニメに出てくる銭湯と同じくらいかやや小さいくらい。

ただ、小さな露天風呂がついているのが特徴でした。
4人入ればいっぱいになるほどの石造りの浴槽、屋根付きですが一部だけ窓のような穴があり夜空を見ることもできました。

面接の前日、夜にその銭湯に行き、屋根の穴から夜空を見て、明日の面接では何を話すかなどをよく考えていました。

それ以来、宮城に来ても、銭湯のような大きなお風呂(特に露天風呂)に入る機会があると、そこで考え事をすることが多いです。
普段より捗っているという確信はありませんが、スマホなど気を散らすものも持ち込めないので、頭を整理するには悪くない環境だと思います。

さて、画像は気仙沼にある中華料理屋「いちりん」の黒酢酢豚です。
こぶしより大きな豚肉に濃厚な黒酢のタレを絡めたインパクト抜群の一品。
初めて食べましたが、ジューシー&ほろほろで、あっという間にごはんがなくなってしまいました。

次は寺田アナウンサーです。


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