「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

音楽あれこれ
千坂 紗雪
(2022/12/17)


野球観戦、特にプロ野球観戦に行くと、試合そのものに併せてその他のコンテンツ、例えば球場飯や球団グッズ、イベントにウキウキしますが、その1つ、「スタジアムミュージック」や「応援歌」等の球場の音楽にも心躍ります。

日本野球機構オフィシャルソング「Dream Park?野球場へゆこう?」は全野球ファンの胸を熱くしますよね。試合前、腹ごしらえをしながら聞く人、自分の応援グッズを準備しながら聞く人、「だから~ぼ~く~たちみ~んな」と何となく体を揺らしている人と様々ですが、私自身、球場でこの曲を聴くと野球観戦が出来る幸せがこみ上げてきて胸がジーンとなります。

自チーム(私の場合は楽天イーグルス)の登場曲、応援歌、球団歌は言うまでもありませんよね。登場曲+スタジアムDJのコールはふるえ上がります。個人的には嶋基宏さんの登場曲「熱くなれ/大黒摩季」がかかった時の球場の盛り上がりが一番好きでした。応援歌もいいですよね。特にチャンステーマベニーランド(杜の都の牛タンパワー)の「わっしょいわっしょい」は全楽天ファンが一緒に声を揃えて盛り上がっている感じが良きですね。球団歌「羽ばたけ楽天イーグルス」が流れるラッキーセブンの盛り上がり、特にコロナ禍前はジェット風船を飛ばす楽しみも相まってテンションマックスになっていましたね。

ごひいき球団ではないチームの観戦時も、球団ごとに特色ある音楽を聴くと興奮が高まります。大学時代は神宮球場や東京ドーム、ベルーナドーム(西武ドーム)で観戦していたのですが、ヤクルトの「東京音頭」や巨人の「闘魂こめて」は、イントロからテンションが上がりますし、西武の「吠えろライオンズ」や山川穂高選手の登場曲「オジー自慢のオリオンビール」と応援歌「や~まかわや~まかわ」はダイナミックな音楽が球場全体に響き渡って圧倒されます。他球団の球場に行って応援歌が分からなくても、歌詞が聞き取れなくても、なんとな~く口ずさみ気づいたらノリノリになっている不思議。音楽の力、恐るべしです。

球場全体を包み込みファンを一つにし、1プレー1プレーへの期待と興奮を上げてエンターテインメント性を高めてくれる、それが球場で聞く音楽の魅力なのかもしれませんね。写真は応援バットを持っての一枚。今季はテレビでの観戦が主になってしまったので、来季は球場でスタジアムミュージックや応援歌を聴きたいですね。

このお題は私で最後でした。明日からは新しいお題、トップバッターは梅島さんです。

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