「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

音楽あれこれ
伊藤 瞳
(2022/12/05)


私にとっての「音楽」は、大事な場面でやらかした思い出と共にあります。
小学4年生の音楽の授業参観の日。その日は、リコーダー発表会。ペアになって演奏を披露するという内容でした。
緊張感が漂う中、私は、そのプレッシャーによる変動からか、ステージに立ったや否や、笑いがこみあげてしまいました。
そして横を見ると、ペアの子もつられたのか、笑い出してしまっています。
二人で笑いが止まらなくなってしまいました。
その中で、リコーダーを口にくわえると、益々笑いが助長されて笑いが息となった「ピーーーーー」という音しか出ません(笑)
まずい!と思っても、一度笑いだすと止まらないのが辛いところです。
しかし、驚くのが、その姿を見た保護者たちも苦しそうなくらいに笑っていました。
さらには、先生たちまで。
結局、その後も笑いは収まらずリコーダーを演奏できませんでした。
会場みんなで笑って、私たちのターンは終わりました(笑)
通知表に響くかと思いましたが、無事でした。

中学1年生の合唱コンクールの日も、やらかしました。
その時も、ホールの広い場所で保護者が見に来ていました。指揮者の合図で「うーーーーー」と歌い出す瞬間、笑いがこみあげてしまいました。
「うふふふふーーー」となりました。
周りの子も笑っていて、みんなで肩をふるわせて笑いながら歌いました。
笑いはつられるのか、観客の保護者も笑っていました。
何が発端の笑いかは忘れましたが、真剣であろうとすればするほど、ちょっとしたことで、糸がほどけてしまうのかもしれません。
ちなみに、この合唱コンクールは、保護者に見せた後に本番があり、その時はなんとかしっかり歌いきれました。見事準優勝(笑)
笑わずに終わって良かったです。

他にもエピソードはいくつもあるのですが…この辺で。
私の音楽の思い出は、「笑い」なくして語れません。

写真は、YouTubeで配信中「先輩ウォッチャーズ」でも大笑いしている様子です。
次は、金澤聡アナウンサーです。

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