「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

2022年を振り返って
梅島 三環子
(2022/12/19)


今年も残るところ、あと2週間。今年も新型コロナに振る舞わされ続ける1年となってしまいました。
出口の見えないトンネルのようで憂鬱ですが、受け入れざるを得ないというのが正直なところです。
さてさて、そんな年末のテーマは「2022年を振り返って」です。

今年は、やはり「青春ってすごく密」という言葉も生み出した高校野球・仙台育英の初優勝が忘れられません。宮城、東北を元気づける本当に素晴らしい結果を出してくれました。
それと同時に、コロナ禍で3年を過ごしてしまった高校生のことも考えさせられました。
大人の1年とは違う、子供たちの1年。学校の取材などをしていると、子供たちの日常生活は、大人より厳しく制限がかかっているようにも見えてきます。先日の取材でも、修学旅行に行けなかったという高校3年生の言葉をなんとも複雑な思いで聞いていました。

たまたま今年の秋に、卓球の水谷隼さんのトークショーでお話をさせて頂く機会がありました。14歳で卓球の道を究めるため留学した水谷さん。練習漬けの毎日だったようで、青春らしいことなんて全くしてないと話していました。
それと同時に、青春映画などは胸が苦しくなるから見られないと話していたのが印象的です。制限のある中でも、今の子供たちが大人になって後悔が残らないようになればいいのですが…。

写真はそのトークショーで飾られたお花。
東京五輪のビクトリーブーケと同じ花で作ったものだそうです。

明日は、伊藤さんです。

戻る

アナウンサーTOP
HOME