「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

テレビあれこれ
西ノ入 菜月
(2023/01/31)


テレビ放送が始まっておよそ70年。
映像が白黒からカラーとなり、アナログからデジタルになり、テレビ機器本体の厚みもどんどん薄くなり、最新技術を取り入れた超高画質の「8K放送」も登場するなど、テレビの進化は止まりません。

そんな中、ここ最近は「テレビ離れ」という言葉がよく聞かれるようになりました。

SNSでニュースを見ることが出来たり、YouTubeなどで自分の好きなタイミングで自分の知りたい情報を簡単に得られるようになった今、テレビを見るという選択肢を第一に選んでいただくことは非常に難しくなっているなと感じます。

実家に帰省した際もその変化を直に感じました。
以前はテレビをたくさん見ていた父と母が、ここ数年はテレビを見る時間よりも、YouTube動画や、アプリで番組の見逃し配信、映画やドラマの動画配信サービスを利用している時間が圧倒的に多くなっているのです。

これは帰省するたびに感じることで、世代関係なく、時代の変化の波は押し寄せているんだなということをより一層感じました。

時代の流れに敏感になって、最新アプリなどを駆使している両親を尊敬する気持ちが大きいですが、一方で「娘がテレビ業界にいるのだから、できれば・・・もう少しだけテレビを見てほしいな・・・」とも正直思いましたけれども…(笑)

しかし、そういう私も自分で編集した動画をYouTubeのアナウンス部公式チャンネルで配信することもあるので、何も言えないですね(笑)

このような世の中でも、少しでも「面白かった」と思っていただけるようなテレビ番組をお届けできるように、これからも仕事に邁進いたします!よろしくお願いいたします。

写真は、その実家に帰省した際に撮った猫のルナの写真です。
紐で新聞整理をしながら、「新聞もテレビも文化を大事にしていきたい!」と思っていたところ、その紐で遊び始めて本格的に邪魔をし始めたときの奇跡のウィンク写真。

明日は飯田アナです。


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