「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

テレビあれこれ
堤 勇高
(2023/02/02)


テレビは視聴者と「何か」をつなげる架け橋となりうる、そう思ってテレビ業界を目指しました。

視聴者と世の中のニュース、視聴者と人気の食べ物、視聴者とスポーツ……。
テレビがお伝えする情報が、それまで全くその「何か」と接点のなかった人も興味を持つようなきっかけになるのではないか?ということです。
就職活動でもよく話していた記憶があります。

さて、実際に働いてみてどうだったか?
それまでその物事と接点のなかった人に興味を持ってもらうことが、いかに難しいかを痛感する毎日です(笑)
しかし、役割という意味では、私のイメージは間違っていなかったと感じます。

その一方で新たな気づきもありました。

取材をし、お伝えをする側にとって、伝えたいことの全てを放送時間内に伝えることがとても難しいのです。

当然最も伝えたいことを優先して伝えるわけですが、取材の中では「これも伝えたい」と感じるトピックが次々と生まれます。
その中から苦渋の選択をし、皆さんが目にするニュースなどが作られていきます。

こうなると改めて感じるのが、働き始める以前から感じていた「テレビが興味を持つきっかけになる」ことの大切さです。
テレビ放送から興味を持ってもらい、興味を持った視聴者の「調べる」という行動のきっかけとなり、「紹介しきれなかったけれどもとても大切な情報」まで知ってもらう。
ここまでつながるように伝えることが必要なのだと感じるここ1年です。

2023年もすでに様々な事件や話題をお伝えしていますが、少しでも皆さんの興味につながるように自分自身も精進していきたいと思います。

写真は先日の雪の翌日にとった泉中央駅前の写真です。
ピラミッド型のモニュメントに白いペンキを塗ったような見た目が面白く、撮りました。
このモニュメントは泉ヶ岳がモチーフだと聞きました。
となるとこの時期は写真のように雪をかぶっているのが正解かもしれません。

次は梅島アナウンサーです。


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