「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
チョコレート
千坂 紗雪
(2023/02/16)
「チョコレートと言ったらピーナッツチョコ、ピーナッツチョコと言ったら書きぞめ」
脳内でマジカルバナナが始まり、ピーナッツチョコを食べながら書きぞめに取り組んでいた記憶が思い浮かんできました。
小中学生の冬休みの宿題「書きぞめ」。宮城県では、毎年1月下旬の「宮城県小・中学校児童生徒書きぞめ展覧会」に向けて冬休み中に作品を完成させ、その中から、学校、市、県と選考を経て、賞をもらった作品が展覧会で展示されていました。小中学生にとって、何か賞をもらえるというのはとても誇らしいことです。私も「上手く書きたい!賞をもらいたい!」と必死になって書きぞめ、特に硬筆に精を出しました。
毎日夕飯後から夜中まで、眠気を吹き飛ばしながら作品を仕上げます。字を書くことが好きでも、さすがに集中力が続かない、、、そんな時に母が「ちょっと休憩しなね」と温かいお茶と一緒に出してくれたのがピーナッツチョコでした。睡魔を退治し、癒しを与えてくれます。上手く書けなかったらピーナッツチョコを食べてやる気を注入し、上手く書けても自分へのご褒美にピーナッツチョコを頬張ります。そのおかげで毎年良い作品を仕上げて賞を獲ることができ、字を書くことが一層好きになりました。ピーナッツチョコさまさまです。
写真は、書きぞめの作品とピーナッツチョコです。一番手前の硬筆の作品は、中でも丁寧に繊細に書けていると思った中学3年時のものです。ピーナツチョコはお気に入りのブロックタイプのものです。
次回は金澤さんです。