「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

子どものころに読んだ本
堤 勇高
(2023/04/04)


幼い頃、読書が大の苦手だった(じっとしていられなかった)私ですが、「トム・ソーヤーの冒険」は何度か読んでいました。
主人公が当時の私と同じくらいの年齢で、いたずらや冒険を通してハラハラドキドキの日々を送るという内容も含め自分に合っていたのだと思います。夜に家を抜け出すシーンが何度か出てきますが、ものすごく憧れを抱いていました。(実際に行動に移す勇気はないのでなおさら)

小学生の頃、人生で初めて書いた読書感想文も「トム・ソーヤーの冒険」を題材にしました。ただ、最初に書いた文章は感想文というよりも内容紹介や「読書報告文」になってしまい、親から指導を受けながら、一から書き直す羽目になりました。
感想文の何たるかをよく理解していなかったのです。

そんなサイドストーリーも含めて、思い出深い「トム・ソーヤーの冒険」ですが、中学に上がって以降読みなおしていませんでした。今回この文章を書くにあたって改めてあらすじなどを調べてみると、意外と記憶から抜け落ちているシーンが多いことに気づかされました。

さらに、「トム・ソーヤーの冒険」はその前書きに、かつて少年少女だった大人にもお勧めするという内容が書いてあるそうです。
それを知って以降、いま改めて読んでも案外新鮮な気持ちで読めるのでは?と思い始めています。大人になっても、読書自体は得意なほうではありませんが(笑)

さて写真は仙台放送本社の前にある花壇で咲いていたチューリップです。
久々にまじまじとチューリップを見ましたが、子どものころ見た記憶と比べ花の部分が大きいような?
ただの記憶違いなのか、このチューリップが特別なのか、いずれにせよ存在感がありました。

次は伊藤アナウンサーです。

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