「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

子どものころに読んだ本
伊藤 瞳
(2023/04/05)


まず、写真は、小学三年生くらいの頃に自ら作成した絵本です(笑)
「しい子ちゃんの夢」(笑)
お店屋さんになる夢の話がつづられています。
幼少期は、本を読むだけではなく、自分でも物語を作ることにはまっていて、こうしてよく作っていました!ちなみに、しい子とは、私伊藤のあだ名「しぃしぃ」から派生したあだ名です(笑)

本題ですが、よく読んだのは、昔話「三枚のお札」です。
読んだというより、聞いたが正しいかもしれません。これは、母の読み聞かせで記憶に残っています。母は、私が通う小学校の読み聞かせボランティア活動の一員でした。
読み聞かせでは、一つの童話を一言一句覚えて、何も見ずに伝える形式だったので、母がよく家でその練習をしていました。小学生ながらその練習相手になっているうちに、覚えた童話が沢山あります。
そのうちの一つが、「三枚のお札」
ただでさえ山姥が出てきて恐ろしい話なのですが、母の読み聞かせにより、トーン、緩急、間などの表現力が加わると、より臨場感が出て恐ろしさが倍増し、絵本ではないのに、想像力が掻き立てられました。
20年ほど経った今でも、母の声と共に、あの時想像した物語の情景が脳裏に浮かんできます。

現実の「しい子ちゃんの夢」は、「声で表現する仕事」となりましたが、この夢に出会えた原点は、母の読み聞かせだったんだなと、このブログを記しながら思い出せました(*^^*)

明日は、牧アナウンサーです。

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