「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

子どものころに読んだ本
梅島 三環子
(2023/04/11)


子どもの時に毎週末図書館に通っていた記憶はあるのですが、何を読んでいたのか、いまいち記憶にない私…。
毎週毎週、一体何をしていたんでしょうか(笑)

そもそも、子供の頃は読書は苦手な方でした。
「読書をしなさい」と「本を読まないからダメなんだ」など、よく怒られていたので苦手意識が芽生えたのかもしれません。
本を楽しむことよりも、とにかく読まなければ…という気持ちになっていたことを思い出します。
「勉強しなさい」と言われると、気分が乗らないというまさに子供の言い訳あるあるですね。

そんな私がとてつもなく夢中になった本があります。
小学校3・4年生の頃でしたでしょうか。
これは面白いと初めてはまった本との出会いでした。
当時の私にとっては、なかなか厚みのある本だったので通学の電車の中でも読んでいました。
しかし…本との別れは突然訪れます。
家に帰って本が無いことに気づいたのです。
かなり落ち込みました。
無くした場所を考えても、電車の中以外思いつきません。
毎日毎日、駅の落とし物センターに行っては本を探しました。
が、見つかることはありませんでした。

今となっては、本のタイトルどころか、どんな本だったかも覚えていません。
ただ「本」との思い出といったら、これが出て来ました。
何の情報もないアナログですみません…。

ちなみに振り返ってみて、一番本を読んでいたのは大学生の時でした。
新幹線通学だったのでひたすら読み漁っていました。
電車で読むのが好きなんですよね。
子供の時の苦い経験があるのに、懲りませんね。

写真は、子供時代を過ごした静岡に出来た水族館にて。
魚より花が目立っていました。

明日は佐藤部長です。

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