「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
再会
堤 勇高
(2023/08/29)
柔軟剤やお香など「良い香り」のものが好きで、いつかは自分の中での「究極の香り」を見つけたいと思いながら日々を生きています。
そんな究極の香りにたどり着くために日常生活の中で出会った良い香りは、何の香りなのか?をできるだけ調べるようにしています。
コロナの感染拡大が起こる前、大学時代の友人と訪れたバーでのこと。お店に入ってすぐに、内観や雰囲気のおしゃれさよりも先に「私好みのお香が焚かれている」と感じました。アジアンテイストの、少し甘みのある香りです。
この機を逃すまいと最初の注文をする際、バーテンダーに「何のお香を焚いているんですか?」ときいてみました。そして教えてもらったのがナグチャンパというお香。愛好家の方々の中では有名なお香なんだとか。
バーテンダーがとても気さくな方で、わざわざパッケージの写真まで撮らせてもらい、ホクホクで家に帰り……いつの間にかそのことをすっかり忘れていました(笑)
そんなナグチャンパとの「再会」は今年に入ってから。
海外の雑貨などを販売するお店にフラッと立ち寄った際、見覚えのあるパッケージが……
それを見た瞬間に数年前の記憶がよみがえりました。
思い出した衝撃のあまり、なぜか大慌てで購入。紆余曲折ありつつも「究極の香り候補」を入手しました。
数年越しでもやはり私好みの香り。狭い我が家で焚くには少し煙も香りも強めなので、頻度などを調整しながら楽しんでいます。
写真は件のバーで撮らせていただいたものを引っ張り出してきました!
次は牧アナウンサーです。