「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

マラソンあれこれ
金澤 聡
(2023/10/20)


小中学生のころは持久走が得意でした。
35年以上も前の話です。いまではその形跡が跡形も微塵も残っていませんが…
とにかく走ることが好きでした。
学校の駅伝の選手や地域の選抜選手に選ばれたこともありました。
走るたびにタイムが良くなっていく過程が、
RPG(ロールプレイングゲーム)の主人公のレベルアップと似ていて
自分の経験値が高くなっているような感覚が楽しかったのを覚えています。
まさに "ランナーズハイ" を感じていたのだと思います。

その当時、
日曜日の朝に子供たちのマラソン大会を放送するテレビ番組がありました。
走るコースは、主に皇居の周りでした。
実況は志生野温夫さん、コント赤信号さんと日高のりこさんが司会の番組で
低学年の部と高学年の部に分かれてそれぞれ優勝を競うものでした。
(おそらく20代30代の方はご存じないと思います…)
私もこの大会に出たくて出たくて何度も何度も応募しましたが、
残念ながら一度も当選されませんでした。
その番組が放送されなくなると、一気にマラソン熱は冷めて
他のスポーツへと興味が移っていきました。
私の走るモチベーションは、テレビに映って優勝することだったのかもしれませんね…。

あれから40年近くが経ちますが、やっぱり走っていません。
トライしては止め、挑戦してみては断念を何度も繰り返すという、
精神的な持久力がなく困っています。
せめて、5年ぶりに再開する『東北・みやぎ復興マラソン2023』(11/5開催)で
颯爽と走るランナーの皆さんを全力で応援させていただければと思っています!

(写真は、国立競技場で行われたパリvsインテルの試合開始前の様子です。あの当時私は大人気サッカーマンガ・アニメの影響で陸上からサッカーへ。やはり色んな持久力が足りないようで…)

次は、飯田アナウンサーです。


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