「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

秋に楽しみなこと
佐藤 拓雄
(2023/10/10)


近くに住む父が、栗の渋皮煮を作って届けてくれました。【写真】
毎年ひそかに「今年は作るのかな?」と楽しみにしています。実の父なのだから、「ひそかに」楽しみにしたりせず、頼めばいいのかもしれませんが(笑)

そして、今年も、鳥取在住の妻の知人の方が、美味しい梨を送ってくださいました。
「二十世紀」と「新甘泉(しんかんせん)」。
去年のこの時期のアナ・ログにも書きましたが、「新甘泉」という梨は、「二十世紀梨を親に持つ」「鳥取県オリジナル品種」「鳥取県でのみ栽培できる希少な梨」だそうで、とにかくみずみずしくて甘い、素晴らしい美味しさなのです。
もちろん伝統の品種「二十世紀」も流石の美味しさで、2つの品種を食べ比べながら堪能しました。
ご好意で送ってくださっているものなのですが、正直、この時期になると、今年は新甘泉を食べられるのかな?と期待してしまっています。

梨にしても栗の渋皮煮にしても、人の好意を「秋に楽しみなこと」とするのは、甘えすぎですね。
でも、今年の梨も栗も、実に美味しかった。
秋の恵みと人の好意、本当にありがたいことです。

さらにもうひとつ、この秋の楽しみは、これも何度も書いていますが、仙台在住の作家・伊坂幸太郎さんの新刊です。「2年ぶりの完全書下ろし」とのこと。新刊としても、約1年半ぶりです。
もう楽しみで楽しみで。
発売前に予約して、発売日に届きましたが、例によって、大切にじっくり読みたいので、まだ手をつけていません。じゃあ予約しなくていいのでは?とも思いますが、まあそれは「熱量」ということで(笑)
楽しみを程よく先送りして、存分に味わいたいと思っています。


明日は、千坂アナウンサーです。

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