「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
近頃○○が気になります
佐藤 拓雄
(2007/11/22)
統計データどおりの29歳で結婚した佐藤です。
今回も、またまたアメリカ話です。すみません。
アメリカでの研修は朝から夕方までみっちりでしたが、その間の貴重なお休みを利用して、NFLつまりプロのアメリカンフットボールの試合を観に行ってきました。プロバスケットのNBAは、何度かアメリカで観戦したことがあったのですが、NFLは初めて。これもアメリカの文化を知る「研修」です。
ロスにはチームがないので、向かったのはサンディエゴ。同じカリフォルニア州ですが、ロスからは、南へ200q離れています。アメリカは広いです。
広いと言えば、サンディエゴ・チャージャーズの本拠地、クアルコム・スタジアム。収容人数7万人!でも、NFLの本拠地は、どこもこのくらい。で、そのスタジアムに詰め掛けたのは、レギュラーシーズンの試合でしたが、6万人超。もう大変な人数でした。それでもまだ満員じゃないんです…。
実は、この試合、数日前まで中止が危ぶまれていました。というのも、このスタジアムが、例の山火事で被害にあった人たちの避難所になっていたからです。そういう意味でも、火事のニュースをとても気にしていたのですが、ゲーム前々日に、なんとか避難解除となり、無事試合が行われました。
試合前には、地元の消防士が何人もグラウンドに立ち、アーノルド・シュワルツェネッガー知事がねぎらうというセレモニーがあったりして、「がんばろうサンディエゴ」的なムード満載。6万人はほとんどが地元チャージャーズのファン。おまけに、開始早々チャージャーズがタッチダウンを奪って、その後も一方的な展開の圧勝、となれば、盛り上がらないはずがありません。得点の度に、地鳴りのような歓声、僕も隣の見ず知らずのアメリカ人と、ハイタッチで興奮を分かち合いました(笑)
イヤもうホント、ジス・イズ・アメリカ、いい「研修」になりました。
そうそう、放送との関係で言えば、NFLは、やはり非常に強力なソフトで、スーパーボウルは言うまでもなく、こうしたレギュラーシーズンの試合でも、テレビ中継には、数多くのスポンサーがつき、視聴率も安定的に高く、アメリカの4大プロスポーツの中でも最も人気があるそうです。
え?テーマと関係ない?何をおっしゃいます。近頃チャージャーズの成績が気になります。
次はアレが気になるアノ人です。