「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

2023年を振り返って
高橋 咲良
(2023/12/21)



先日、宮城の伝統的工芸品「堤人形」を取材しました。
来年の干支「辰」にちなんだ置物づくりが最盛期を迎えていて、
職人の芳賀強(つよし)さんが、お一人で、1つ1つ丁寧に、
色を付ける「彩色」の作業をされていました。

置物は、雲と波の間から、天へと向かう「昇り龍」のデザイン。
よく見ると波しぶきまで再現されていて、その細やかさに感動しました。
龍の鮮やかな緑色と、波の澄み渡る青、雲のまっさらな白など、色合いが爽やかな作品で、
来年も良い年となりそうな予感です。

今年も全国から注文が入り、来年2月まで作業は続くとのこと。
新年を迎える準備が、着々と進められていました。

本当にあっという間に、今年も終わってしまいますが…!
日本漢字能力検定協会が選ぶ「今年の漢字」のように、
私の今年の漢字を選ぶとしたら…!「進」です。

今年5月に、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行され、
時と場合に応じて、依然として感染対策は必要なものの、
世の中が次の段階へ「進」んだ気がしました。

ニュースでも、4年ぶりに通常規模で開催されたイベントや行事を、沢山お伝えしました。
私自身も、久しぶりに県外の友人と旅行をしたり、アーティストのライブへ行ったり、海外へ行ったり、ここ数年我慢していたことを、少しずつ実現することが出来ました。

来年は、さらに世の中が良い方へ進みますように…

続いては、飯田アナです?


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