「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

試験の思い出
寺田 早輪子
(2024/01/25)


78才の母。今、猛勉強中の受験生です。
来月予定されている「漢検」(日本漢字能力検定)の2級合格を目指して、辞書を引きながら問題集に日々、取り組んでいます。
孫が勉強する姿に触発されたのか、去年、突然「漢検に挑戦する」と言い始めた母。
去年は「3級」に挑戦し、見事合格!自信をつけたのか、今年は「2級」に挑戦することに。
私が子供の頃は、仕事に、家事に、忙しくしていた母。机に向かって勉強する姿は、新鮮です。向上心にあふれ、合格目指して奮闘する様子には本当に頭が下がります。

ただ、道は険しいようです。3級は70%程度正解で合格となるそうですが、2級になると合格基準は80%程度に!難関です。母が学習している2級の問題集をちょっとのぞき見したのですが…、読めるけれど書けない…、送りがなを間違ってしまう…といった問題もありました。

では、母が学習している問題集から一問、ご紹介します。

Q.次の______部を漢字一字と送りがな(ひらがな)に直せ。
「何ともナゲカワシイ事態だ。」

正しく書けましたか???
普段、パソコンやスマホが賢く変換してくれる状況に慣れ切ってしまった私ですが、母と一緒に勉強しようかと、考え中です。

☆写真は、母の問題集&ノート。虫眼鏡で辞書を見ています。

アナ・ログ、続いては千坂アナウンサーです。



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