「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

試験の思い出
梅島 三環子
(2024/01/24)


受験と言えば、本番より模擬試験の方が、苦い思い出が多くあります。
本番よりもはるかに回数的に多くなるので、そう感じるかもしれません。順位が出て、今の自分の置かれている状況が残酷なまでに露わになります。まぁ、露わになって困るのは日頃の努力不足によるものですが…。

また模擬試験の一番厄介なのが、解答用紙が返ってくるということ。どこをどのように間違えたのか、全てばれてしまいます。
ケアレスミスが得意技という厄介な癖を持つ私は、毎回親にひどく怒られては無理やり猛省させられました。まさしく苦い思い出です。
(親が出したお金で受験させてもらっておいて酷い言い分ですね。子供の頃の当時は、そう思っていたというだけの話です。)

そんな私ですが、本番だけはなんとか毎回乗り切ってきました。回答用紙が返って来ないという安心感から、肩の力を抜いて試験に臨むことが出来たからです。
「模試じゃないんだから、思い切ってやっておいで」と言ってくれた先生がいました。今思えば、先生には私の考えていることが全てお見通しだったのでしょう。

未だにケアレスミスが多く、この年になっても反省ばかりですが、こういう人間だからこそと自分のことを知り、何事にも慎重に取り組まなければならないと感じています。
三つ子の魂百までということでしょうか…。違うか(笑)
ただの注意不足ですね。(笑えない)

明日は寺田さんです。

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