「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

東日本大震災13年
千坂 紗雪
(2024/03/22)


先日の休みに防災バッグを用意しました。

きっかけは先月、「災害時における女性の生理」について取材をし、取材先の方の防災バッグを見せていただいたことでした。
その方は全国各地で防災についての活動をされている方で
「自分だけの防災バッグをつくろう!」
というワークショップを開いたときには、
「防災バッグには自分の好きなものを入れていいんだよ」
と伝えているそうです。

その言葉に感化され、私も用意することにしました。写真はその防災バッグです。大きめのビニールバッグに、懐中電灯、ドリンクボトル、アルミシート、割りばし、紙コップ、水、食料、お菓子、衛生用品などを入れ込みました。

普段から衛生用品や水など無くなったら補充するローリングストックを行っていたので、保管分をバッグに詰め込むだけでしたが、
「一カ所にまとめて置いておく」
これだけで安心感が各段に上がりました。

また、「13年前、何に苦労したか?」を考えて詰め込むことは、一人一人ができる「災害を風化させない取り組み」に繋がるのかなとも感じました。

取材先の方が仰っていた言葉で心に残っている言葉があります。
「まずは自助、自分のものは自分で備える、自分が備えていれば他の人にも配ることができる。自助から共助に」です。

いつ起こるか分からない大災害に備えて、まずは自分から、防災の輪を広げていければと思いました。最後になりますが、13年前に被災されたみなさまのこころの傷が少しでもやすらぐことを願い続けております。

次は高橋咲良アナウンサーです。

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