「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

東日本大震災13年
梅島 三環子
(2024/03/14)


東日本大震災の発生から13年が経ちました。
13年前、私が初めて入った沿岸部は名取市閖上でした。震災の直前、ホワイトデー用の商品を作っていた蒲鉾屋さんの取材で行ったばかりの閖上地区。
その姿は、一日にして一変していました。
あの日、目にした光景は今も鮮明に覚えています。復興どころか復旧すら想像できない町の姿でした。

あの日から、様々な場所を取材してきました。
いろいろな声を伺ってきました。
その中、ここ数年聞かれるのが大変な被害を受けた方でも震災の記憶が薄れてきているという話です。経験している人でも、というのは正直驚く部分もありましたがそれが13年なのかなとも感じています。
考えたくもありませんが、災害は繰り返し起こります。記憶は薄れていきますが、あの日私たちが学んだ教訓は忘れてはいけません。
私も自分なりにあの日の出来事と向き合い、備えにつなげていきたいと思います。

写真は、先日取材に行った石巻市の牡鹿半島。初めて行った寄磯浜はとても素敵な場所でした。

明日は、下山さんです。

戻る

アナウンサーTOP
HOME