「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

新年度 2024
堤 勇高
(2024/03/27)


今回から新しいお題「新年度2024」です。

年度末や新年度になると思い出すのが紅白餅です。
紅白饅頭とも呼ばれるあれです。

小学校や中学校では卒業式の日と入学式の日に学校で紅白餅が配られました。
多くの皆さんの通った学校でもそうだったと思います。

赤いお餅と白いお餅の2個セットで、大きさはこぶしくらい。中にはあんこが入っています。
それが熨斗や水引の描かれた箱に入っていて、「祝卒業」や「祝入学」と書かれていた記憶があります。

私はあの紅白餅が大好きでした。
柔らかいお餅と甘いあんこ。しかも大きさもなかなか。
あれをほおばったときの幸福感はたまりません。

学校で配られたという特別感もおいしさに拍車をかけたのかなと思います。
当然お菓子などを持っていくのはご法度、そんな学校でお餅が配られるというのはそれだけでビッグイベントでした。

そんな紅白餅、社会人になってからほとんど食べていません。
入学式や卒業式に関わる機会が取材以外にないので、当たり前ではありますが。

自分で買えば一発解決ですが、それは邪道な気がするので……。
次に紅白餅をもらうのは自分に子どもができて、小学校に入学したときになる可能性が高いですね。
その場合も食べるのは子どもか。

写真は福島県の観光スポット大内宿で食べたねぎそばです。
丸々一本のネギを箸の代わりにして食べる珍しいそばです。もちろんネギ自体も薬味としてかじれます。
紅白餅に夢中だった少年時代には食べられなかったであろう大人の味がしました。

次は飯田アナウンサーです。

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