「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

昭和
寺田 早輪子
(2024/05/01)


「昭和」が終わったのは、私が小学6年生の時のお正月でした。「昭和64年」は冬休み中にあっと言う間に終わり、次に登校した時には「平成元年」に。子供ながらに「今、歴史の大きな転換点を生きている」という実感がありました。
ですから、私は小学校が昭和の最後の年度である「昭和63年度 卒業」で、中学校が平成最初の新入生「平成元年度 入学」。ちょっと自慢です。

ところで、今年の春、我が息子は中学1年生になりました。初めての学ラン、初めての電車通学、初対面の先生やお友達、そして、初めての部活。初めてづくしで、親の方が緊張の毎日です。

入学式翌日の朝の登校時、息子に「ついてこなくていいから」と言われたものの、心配性の私は、こっそり息子を尾行。すると、駅で早速、友達と合流し、おしゃべりしながら楽しそうに学校へ向かう様子が見られました。ほっと一安心し、探偵ごっこは終了。

昭和生まれの私が中学生の時は、初対面の友達とこんなに早く打ち解けられたかしら…?もっと人見知りだったよなあ…と思うと、
「令和」の中学生の適応能力はすごいなと感じる、今日この頃です。
ちなみに、息子に怒られるので、尾行はもうしません。

☆写真は…、息子の通学用の革靴と私の靴。靴のサイズもあっという間に私より大きくなりました!
アナ・ログ、続いては堤アナウンサーです。


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