「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

言葉にまつわる話
下山 由城
(2024/05/29)


放送局のアナウンサーだと定時ニュースを読む機会が多くあります。
基本的には本番を迎える前にニュース原稿の下読みをするわけですが、「あれ?このアクセントどっちだっけ…?」となり、アクセント辞典を開くことがよくあります。ここ最近で印象的なのは花の「スイセン(水仙)」です。原稿は「およそ50万株のスイセンが見頃を迎えています」という内容でした。皆さんはどう読みますか?私は『スイセン ̄』だよなぁと思ったものの確信を持てなかったので辞典で調べたのですが、平板型で正解でした。そのアクセントで下読みをしていたら、「"ス\イセン"じゃないの?」と珍しく複数人から聞かれたのです。「垂線」だとそのように音が下がる読み方になるようですが、「水仙」は「水洗」や「推薦」と同じように平板型で読むのが正しいのです。日本語って複雑ですね…勉強になりました(笑)

写真はホルモン焼肉屋でスタートを待つ私です。
名古屋の某有名中華料理チェーン店で「コブクロ」を食べてから、お店のメニューにあれば必ず頼んでしまうくらい好きになりました。ビールとの相性が抜群です。
ところで「コブクロ」は…「コブクロ ̄」の平板型で良いですよね…?アクセント辞典には載っていませんでしたが、今まで何も気にせずそう発音してきました(ニュース原稿で見たことはありませんが)。改めて意識して考えてみると知らないことはたくさんありますね…!


お次は堤アナウンサーです!

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