「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
ヨーロッパといえば
佐藤 拓雄
(2024/07/24)
ヨーロッパ留学が夢でした。
大学では、国文学専攻、英語は受験英語程度、フランス語とドイツ語は第二外国語で触れただけ、という私のどこがヨーロッパ留学?ですが、夢見ていたのは、大学に入る前のことです。
このアナ・ログにも何度か書いていますが、音楽大学を真剣に目指していました。
夢破れ、今があるわけですが、その当時、私が師事していた先生が、日本の音楽大学から、ドイツへ留学し、そのままドイツの一流オーケストラの首席奏者にまでなった人で、要するに、その先生の通った道をそのまま自分もなぞるように歩きたい、という強い憧れがあったのです。
さらに、当時の私のバイブルの一つ、小澤征爾さんの「ボクの音楽武者修行」も、ヨーロッパ留学への憧れの念を強くしました。小澤征爾さんのように、スクーターで単身・・・などという勇気はとてもありませんでしたが、そういう「大海に飛び出したい」という気持ちを持って、毎日悩みながらも練習を続けていました。
それから数十年。皮肉なことに、夢は夢のまま、留学どころか、いまだに旅行でさえ行ったことがなく、ヨーロッパとは全く無縁の人生です。
【写真】テーマに合うものがなかったので・・・
「ヨーロッパ」帰りのパティシエのご実家という、県南の和菓子店のモナカ。バターが入っています。
県南のコンビニで偶然発見!こんなところで出会えるとは!
パティシエご自身の、並ばないと買えない有名なモナカと同じだと私は感じました。絶品です!
明日は、梅島さんの「ヨーロッパといえば」です。