「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
今年やり残したこと
佐藤 拓雄
(2024/11/26)
きょうから新たなテーマ「今年やり残したこと」です。
気がつけば今年もあと1か月余りですね。皆さんは「今年やり残したこと」はありますか?
そう言いながら、私は、今年も何も、年がら年中、やり残したことだらけとも言えるし、反対に、今年中にやらなければ、ということが何かあるかというと、あまりないような、全てがそうであるかのような。
継続案件は「今年中」とかいう区切りではないし、仕事上「年内」ということはありますが、それはそもそもやり残したらアウトなわけで(笑)
あのドラマ録画しただけで観てないなあ、というのはありますが、それはいつでもいいわけですからね。
「あしたやろうはバカヤロー」という格言(?)もありますが、「明日やれることは今日やらない」という人もいます。どちらにも納得してしまいます。
もっと長いスパンで考えると、人生の最後に「やり切った」感なんて持てるのだろうか、と思います。欲張りな私は、きっと、あれもこれもやれなかったなあ、と思いながら死んでいくのだろうなあ、なんて。
まるで禅問答のような話になってしまいましたが、今年は伊坂幸太郎さんの新刊が出ず、一つも読めなかったのが、「やり残したこと」かもしれません。でもこれは、私の努力ではどうにもならないので、やり残したもなにもないですね。
厳密には、デパートの「三越」をモチーフにした「時ひらく」という短編集で、伊坂さんの新たな作品を一つ読めました。これも良い作品でした。いつも言っていますが、伊坂作品には一つもハズレがありません。
来年は書下ろし長編、出ないかなあ・・・
今回はダラダラした話になってしまいました。すみません。
【写真】は、つい先日食べた牛タンしゃぶしゃぶのピラミッド。ついに食べられて満足。ずっと気になっていた「やり残し」の懸案、ひとつ完了です。
明日は飯田アナウンサーです。