「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
私の2024年
千坂 紗雪
(2024/12/11)
今年は「野球」に関する取材が沢山できた1年でした。
最も大きな仕事として思い出に残っているのが、楽天・今江前監督へのインタビューです。
1年間、試合終わりに記者を代表してお話を伺ってきました。プロ野球の監督の話を直接聞く機会はこれまでなかったので大変緊張しましたが、質問の仕方などのアナウンサーとしての基礎から野球の考え方まで、代表質問の役割を通して学べました。
秋には「プロ野球選手のセカンドキャリア」の企画で、元楽天投手の石橋良太さんを取材させていただきました。昨年現役を引退し、現在は農業関係の仕事を行う石橋さんから、厳しいプロ野球の世界で生きてきたからこそ得られた考え方や、今の仕事に対するモチベーションを伺うことができました。石橋さんのセカンドキャリアにがむしゃらに取り組む姿勢がどのような考え方から来ているのか、ご本人の想いと行動を通して気付きを得られました。
さらに、「高校野球の新たな取り組み」の企画では、廃部寸前だった野球部を復活させた加美農業高校の佐伯友也監督にもお会いすることができ、人生の糧となるような3年間を送って欲しいという思いと、高校野球を発展させたいという熱量の根源はどこにあるのか知ることができました。
写真はそのときのものです。
テレビや本などさまざなま方法で人の価値観に触れることはできますが、ご自身で道を拓いてきた方々の話を直接聞けたことで刺激になりましたし、仕事で迷ったときなど、今の自分の考え方のヒントになっています。
2025年も志を持つみなさんにお話を伺い、自分の人生のプラスにしていきたいです。
今年もあと半月ほどで終わってしまいますが、残りの2024年も充実したものにしていきます。
少し早いですが、今年1年ありがとうございました。みなさまよいお年をお迎えください。
次は佐藤拓雄アナです。