「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

私の2024年
佐藤 拓雄
(2024/12/12)


2024年最後の月に入って突然届いた中山美穂さんの訃報。
悲しさ寂しさが募っています。
同世代ですし、あのドラマ、あの曲・・・と次々に思い出され、今は「世界中の誰よりきっと」を毎日何度も聴いています。
あれほど輝いて、多くの人を幸せな気持ちにした存在が、このような亡くなり方をしたことに、何とも不条理を感じます。


さて、私の2024年。
普段の仕事にはあまり関わってこないような、自分の好きなことを、画面で話す機会が何度かあったのは、幸運なことでした。

一つは国文学。
先日のアナ・ログでも書きましたが、夏目漱石直筆の手紙が新たに見つかったというニュースを取材し、放送しました。大学時代に国文学をかじった者としての血が騒ぎ、好奇心の赴くままに取材を進めましたが、自分が学生時代に勉強したことが、こういう形で仕事につながるとは思いませんでした。

もう一つは、ドラマです。
先週まで仙台放送で放送したドラマの番宣で、毎回、見ての感想や展開予想など、好きなようにしゃべる機会がありました。地上波放送ではなく、短い配信用の動画ですが、これもドラマ好きの血が騒いでしまい、ついついあれこれしゃべり過ぎてしまいました。
そんなようなことを、四半世紀も前に深夜番組でやっていたのですが、「ドラマ好きの喋りたがり」はちっとも変わらず(笑)
ありがたい機会でした。

全体としてみると、今年も、良いこと・悪いこと、どちらもいろいろありました。
悪いこと・いやなことは、わざわざここで書き連ねはしませんが、「禍福は糾える縄の如し」とはよく言ったもので、結局プラスマイナスゼロ、という一年だったのかなあとも思います。
それでも、来年こそは、良いことのほうがよい一年だといいなあと願い、私の今年のアナ・ログ納めとします。
皆様よいお年をお迎えください。

【写真】は、仙台駅東口のクリスマスツリーです。

明日は、梅島アナウンサーです。

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