「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
応援あれこれ
堤 勇高
(2025/02/19)
今日から新しいお題「応援あれこれ」です。
受験シーズンが本格化し、多くの人が応援する・されるこの時期。
仙台では大学の応援団が仙台駅前で受験生を応援する景色も風物詩となっていますね。
さて、私の中で最も印象深い応援は、ベガルタ仙台が決勝に進出した2018年のサッカー天皇杯決勝で目にした(耳にした)応援です。
当時の天皇杯決勝は国立競技場建て替えのため、埼玉スタジアムでの開催でした。
しかも対戦相手は埼スタがホームの浦和レッズ。
普段のリーグ戦からゴール裏を埋め尽くし、熱い応援をすることで有名です。
ベガルタ仙台も応援の熱さは指折りですが、会場は普段相手がホームとして使用している場所ということもあり、どんな雰囲気になるのだろうかと思いながらスタジアムに入りました。
スタジアムはというと、当然浦和サイドのゴール裏は赤と黒のサポーターに埋め尽くされていました。醸し出される威圧感も含め、さすが浦和サポーターだと感じるほどでした。
しかし、ベガルタサポーターもそれに負けていませんでした。
立地で言えばアウェースタジアムでの試合でしたが、ゴール裏席の上の方までサポーターが入り、カントリーロードの大合唱。
浦和サポーターに負けない大きさで声援を送っていました。
当時私もゴール裏で応援していましたが、自分たちの歌ったチャントが埼スタ全体に反響し、やまびこのように響くのを聞くと、なんともいえぬ高揚感がありました。
昨シーズンも昇格プレーオフの時など、ベガルタサポーターの応援が何度も話題になりましたが、そのたびに私はあの時の決勝の応援を思い出します。
写真は天皇杯決勝の時に撮ったものがあればよかったのですが、試合内容と応援に必死で1枚も撮っておらず……
こちらも会場内の声援に圧倒された「春の高校バレー全国大会」の写真です。
次は千坂アナウンサーです。