「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

応援あれこれ
佐藤 拓雄
(2025/02/21)


先日、長崎への出張があり、去年オープンした「長崎スタジアムシティ」をちらっと見ることができました。

JリーグV・ファーレン長崎のホーム「ピーススタジアム」とBリーグ長崎ヴェルカのホーム「ハピネスアリーナ」を中心に、ホテルやショッピングモール、遊技施設などを備えています。行った日がちょうどV・ファーレン長崎の今季開幕戦、しかも、試合開始2時間ほど前だったため、たくさんの人が集まってきていました。

一言で言って、素晴らしい。私は短時間さっと見て回っただけなのですが、客にとってとても気が利いている施設だと思いました。

スタジアムを見下ろすホテルが隣接されているのもよいですが、それよりもいいなあ、と思ったのは「フードホール」。
スタジアムのスタンドの裏側が、ピッチの縦幅いっぱいフードコートになっているのですが、それが室内なのです。雨も風も寒さも暑さも全く関係なく快適に食事ができて、ガラス越しになんとなくピッチの様子も見える。【写真】がそのピッチが見える様子です。
寒い宮城にこそほしい施設です。(楽天、ベガルタ、どちらもそういう所、何とかしてくれませんか?)

テーマに無理やりこじつけますが、「応援する人を応援する施設」、という言葉が頭に浮かびました。

ところで、我が家は今、受験生を抱え、「受験生応援モード」です。
長男の高校受験から始まり、通算何度目になるのか、浪人などもあったので、受験生を抱えている年は片手では収まりません。5年連続受験生がいる、という時期もありました。
何度やっても、「受験生の親」というのは、無力感ばかりです。なるようにしかなりませんが、それにしても、自分の努力でどうにかなることではなく、できることは実に少ない。はるか昔のことですが、自分の受験の方がどれだけマシか、と思います。ですが、それは、私自身が「親の心子知らず」状態だっただけだからだろうと、親になってから気がつきました。

ともかく、応援モードもラストスパートです。


次は梅島アナウンサーの応援話です。

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