「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

東日本大震災14年
金澤 聡
(2025/03/19)


今月8日(土)に
サッカーJ2ベガルタ仙台とV・ファーレン長崎のリーグ戦が行われました。
3月11日を前に「復興応援試合」として開催されました。

今シーズン前半のベガルタのホームスタジアムは、
利府町の「キューアンドエースタジアムみやぎ(宮城スタジアム)」。
このスタジアムのピッチ一面には、
「復興芝生」と銘打たれた天然芝が敷き詰められています。

スタジアムから南へおよそ40キロ、
震災で甚大な被害を受けた山元町で栽培された芝生が使用されています。
「復興芝生」は、他の芝と比べて根を深く張るため丈夫で、
しかも、柔らかく、けがのリスクが抑えられることから採用されました。

復興への思いとともに根を張った芝生の上で、
熱い試合が行われました。
ベガルタ仙台の森山佳郎監督は、
震災復興の原点がある限り、クラブの歩むべき方向は変わらず、
復興の一助となる取り組みを継続していくと話します。

命を守るために、そして、震災で犠牲になる方をなくすために、
防災の根を張り続けていかなければならないと
14年経った今も、これからも伝え続けます。


次回から新テーマになります。
「新生活の思い出」です。
西ノ入アナウンサーから始まります。


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