「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

大みそか

(2007/12/25)


そうです寺田さん、去年に引き続き今年も僕は1人で年越しです。先輩方は皆さん冬休み。でも年末年始も定時のニュースはあるわけで、僕がお留守番を務めるんです。新人男性アナの登竜門なのです。
番組のないこの時期、仙台放送はとっても静かです。いつもはバタバタとスタッフが行き交う報道センター。まるで会社に住んでいるのかと思うほど朝から朝まで働き、番組を作っている制作部。どこも嘘のようにガランとしています。主人のいないデスクが寂しそうに並んでいる光景は、放課後の教室のようで、どこか哀愁があります。
そんな中去年は、最後のニュースまで独りデスクにポツリと座り、資料をまとめたり作成したり・・・結構淋しいです。
それから机の大掃除。初めての取材の資料、殴り書きのメモ帳。あっという間の1年、わけのわからぬまま過ぎ去ったなぁと省みていた覚えがあります。
あれから、またあっという間の1年、早かったなぁ。デスクもぐちゃぐちゃ、また整理しないと。今年は色々ありました。スポルたんの初めての中継、初めての野球中継のベンチリポーター、初めてのプロレス実況、高校バレー実況・・・こうやって書きながら、浮かんでくるのは目を覆いたくなるような失敗ばかり。まだまだ全然至らぬ、修行あるのみです。皆様、そんな僕の拙い話を1年間聞いて下さいましてありがとうございました。このアナログにもコメントを寄せて下さってありがとうございました。
今年も僕は1年最後のニュースを、そして新年最初のニュースをお伝えします。しっかりとやり遂げたいと思っております。何卒皆様、来年もこの若輩者を、よろしくお願い致します。
願わくば、事件、事故のない平和な年末年始でありますように。皆さん、良いお年を。
次は原アナです。原さんも良いお年を。

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