「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

東日本大震災15年
梅島 三環子
(2026/02/27)


東日本大震災発生の前日、私はヘリコプターに乗って取材をしていました。
3月9日に発生した地震による被害を上空から確認するためです。
その地震とは、三陸沖を震源とするマグニチュード7.3の地震で、県内では最大震度5弱を観測。
一時、津波注意報も出されました。

「養殖いかだの一部が壊れている、列が乱れている。」

そんなリポートをしながら、昼頃に仙台空港に到着。
空港近くのお店でお昼ご飯をいただいて、会社に戻りました。
翌日に、あんなことが起こるとも想像もせず。

あの地震が前震だったなんて、誰が思ったでしょうか。
私の乗ったヘリコプターも、お昼をいただいたお店も、翌日には津波で流されてしまいました。
あの日、上空から見た宮城は、一日で全く別物になってしまいました。
それまでの日常が無くなってしまいました。

悲しい、怖いというより、何が起きているのか理解ができませんでした。
徐々に見えてくる被害状況をただただ頭で処理するのに精いっぱいでした。

あれから15年です。
東日本大震災の被災地で取材をして15年ということにもなります。
変わったこと、変わらないこと、そして変えなくてはいけないこと。
年月が経ったからこそ、向き合わなくてはいけない課題があるとも感じています。

写真は、先月取材した石巻市の門脇小学校です。
震災後は、海の近さと風の強さをいつも感じます。

次は千坂アナウンサーです。

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