「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
初○○
寺田 早輪子
(2008/01/08)
私が初めてテレビでニュースを読んだ「初鳴き」は、今から9年前、1999年6月。入社して2カ月目でした。今、考えると、ずいぶん遅いデビューのように感じられますが、当時としては「最近の新人アナは、初鳴きが早過ぎる!もっと訓練してからでないといけないのでは?!」というご意見もいただいたほど、早いデビューでした。
同期のアナウンサーなどは、初鳴きの感想を…、「心臓が爆発するかと思った!」「緊張しすぎて、立ちくらみをしそうになった!」となどと言いますが、当時の私は、「テレビに出たくて!出たくて!もう…、早く出たかった!!」のです。
初鳴き、本番5分前、ウキウキしながら、昼ニュースのスタジオに入り、ニッコニコしながら、開口一番…、「こんにちは!!お昼のニュースを、お伝えします!!」(^▽^)
「ニュース2項目」と「その日の午後の天気予報」。時間にして3分ほどだったか…、22歳の私は、持っている力を100%出し切り、言葉をつっかえることなく、無事終了!!
私の初鳴きの感想は、「爽快!」でした。
しかし…。気分良く、スタジオを出たところで!…先輩から、一言。
「何だか、選手宣誓みたいだったね。」(T0T)
…「伝える」ことの奥深さ、難しさを思い知った初鳴きでした。
続いては、早坂牧子アナです。まきこお姉さんも、「JUNI体操」で、ウキウキ、ニッコニコですね!