「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
干支(えと)
佐藤 拓雄
(2007/01/09)
「干支」と言ってパッと思い出すのが、お年玉つき年賀はがきの4等、切手の小型シートです。
実は、僕は、小学校高学年から中学校にかけて、切手収集にハマりにハマっていた時期がありました。ヒマさえあれば、切手の整理をしたり、切手の本を読んだり。ジュニアの切手コンテストに出品して佳作をもらったこともありました。なんでも深く細かく知りたがる「オタク気質」の原点とも言えます。
その後現在に至るまで、20年以上全く休止状態だったのですが、ついこの間からちょっと復活しました。というのも、子どもが、亡くなった義父(子どもから見ると祖父)が集めていた切手を譲り受け、その整理を手伝っているからです。「手伝っている」と言っても、切手の扱い方など全く分からない子どもたちに、ピンセットを使うことから教え始め、結局いつのまにかイニシアチブをとっている、かつての切手少年。気がつけば、一人で何時間も分類・整理を続けていたりします。これが「三つ子の魂百まで」というヤツなのでしょうか。切手に使える時間は、子どもの頃のようにはいきませんが、無心に切手と向き合う時間は、やっぱり楽しくて仕方ありません。もしかして、仕事中より集中してるかも(笑)
そんなわけで、写真は、コレクションの中から、私の生まれた年の、申年の小型シートです。
次回は、辰年(僕の娘と同じ!)の林アナウンサーです。