「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

どうしても捨てられないもの
佐藤 拓雄
(2008/03/12)


恥ずかしい話ですが、なかなかモノを捨てられない性質(たち)です。
まず、そもそも、物欲が強い。だから、いろいろなモノをすぐに欲しくなる。モノにはそれぞれ、こちらの思い入れがあるから、執着する。結果、家がモノであふれていく。この繰り返しです。時々、思い切って大量に捨てたりするのですが、またしばらくすると、「ふりだし」にもどる。
あ、でも、念のために言っておきますが、「買い物依存症」ではありません。中村うさぎでもありません。そんなにひどい買い物はしていません。多分していないと思う。していないんじゃないかな。って、「関白宣言」か。

それはともかく、そんな僕に、容赦なくダメ出しをしてくれる本があります。舛田光洋著「3日で運がよくなる「そうじ力」」。
この本によると、「そうじ力」の基本は、「換気」と「捨てる」。「捨てる」の章を開くと、ドキッとする言葉のオンパレードです。曰く、部屋にあふれるたくさんの荷物は、イコールその人の心の荷物だとか。そうかもしれません。
この本を読むたびに、どっさりモノを捨てて、身も心もさっぱりしている自分を想像しますが、なかなか実際の行動が伴わないのが僕のダメなところで、身についたのは「そうじ力」の心得だけ。現実の所有物は、増える一方です…なんとかしないとなあ。

結局、僕がどうしても捨てられないのは、物欲というか、モノへの執着というか、そういう自分の心なんでしょうねえ…

次は、原アナウンサー。あまりモノへの執着はなさそうに見えますが、どうなんでしょう?

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