「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
私の新人時代
(2008/04/02)
お~い僕、どこ見てるんだ~?写真は2年前、HP記載用のために撮影して頂いたものです。我ながら、あんまり今と変わりませんね。当時は「新人とは思えない」「落ち着いている」などとよく言われました。もちろん、技量ではなく容姿が、ですよ。昔から上に見られるんです。最近ようやく年齢が追いついてきましたかね。
1年目は、とにかくよく噛みました。今でもだろ!なんて言わないでください、特に先輩方。「サ行」など弱い音はもちろん、なんでもないところで噛んでしまう。1日1回は噛んでいたかもしれません。生放送が本当に怖くて、いつも緊張とプレッシャーで、文字を追うだけで必死でした。
このテーマが決まってから、自分の1年目のビデオを見返してみたら、やっぱり、噛んでいました。というか音もキレがなくべったりとしていて、声のハリもなく、まるで念仏のよう(汗) 思わず「うわ、下手くそ」と画面の自分に向かって言ってしまいました。
当時は街中で声をかけくださる方、その言葉に何度も救われた気がします。初めての仙台、家族と離れ、友達もあまりいない中で、「いつも見てるよ!頑張って!」といわれると力が湧いてきて、励みになりました。皆様本当にありがとうございます。
そんな中印象的な出来事が1つ。お声がけ頂いた男性とこんなやりとりがありました。
男性「板垣君!頑張って!うちの娘もファンなんだよ!」
僕「えぇ!?そんな、僕なんか、恐縮です」
男性「いやいや、板垣君のまごつくところが好きみたいよ」
・・・まごつくアナウンサーって、アナウンサーとしてどうなんでしょう!
そんな僕も早くも3年目になりました。もう新人とはいえませんね。まごついている場合じゃありませんね。しかも後輩アナまでできました。襟を正していかなければなりません!がんばります!
さてお次は、1つ先輩、原アナです!セクシーな初鳴きだったみたいですよー