「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

私のひとり暮らし

(2008/04/11)


4月。ニュースでも取り上げられていますが、入学式、入社式、新たなスタートの時期です。
大学や社会人、初めて親元を離れ、全て1人でやりくりしていく方も多くいらっしゃるでしょう。
ということで、今回のテーマは『私のひとり暮らし』です!
僕の場合、人生初のひとり暮らしが、2年前、この仙台放送での新生活です。
ひとり暮らし・・・その響き、その生活、憧れでした。学生時代、ひとり暮らしをしている友人が羨ましくて仕方なかった。部屋の全てを自分色に染め、友達を呼んで宴会を開いたり、時には好きな子を招いたり・・・まるで自分だけの城。
だから2年前、憧れが実現した時は毎日が楽しかったです。
マンションの2K。新卒がひとりで住むには十分な広さです。当初は張り切って掃除洗濯したり、全然やったことのない料理にチャレンジしたり。好きなように家具を配置して、インテリアを買って、新しい自由な生活、自分の城に毎日うきうきしていました。が、その「うきうき」は次第に「面倒くさい」に。溜まる洗濯物、ゴミ、埃。油で汚れた食器。友人なんてとてもじゃないけど招けません。自由=全て自分でやらなければいけない。離れて改めて知る、親のありがたさかな。

今年でひとり暮らし3年目。だいぶ慣れてきましたが、物も増え、気持ちの切り替えにと引越しをしました。去年の年末から相当入念に物件を探しました。仙台にある不動産はほとんど網羅したと思います。不動産から電話で物件情報をもらったら、休日は全てその内覧。2ヶ月くらいで10箇所以上は回ったんじゃないでしょうか。最後の方は

不動産「板垣さん、新しい物件のお知らせです。○○町の1DKの新築なんですけど」
板「あ、それ、○○マンションですよね。この前内覧しました」

こんなやり取りばかり。仙台周辺の物件にはかなり詳しくなった気がします。
で、結局行き着いた先が、家から徒歩5分もかからないところ・・・え?引っ越す意味がない?いやいや、悩みに悩んでの答えですから!少し広くなって、新生活を大いに楽しんでおります。あ、でもまたゴミが溜まり始めたな。あ、そういえば洗濯物が・・・
ところで引越しで埃まみれになったからか、ついに花粉症にかかったか、咳と鼻水が止まりません。誰か助けてください。

さて次は、ルーキー広瀬アナです。初めてのひとり暮らしはどうですかー?

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