「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

一度訪れてみたいあの場所
林 佳緒里
(2008/07/24)


岩手・宮城内陸地震発生から1ヶ月以上がたちました。まだ被災地では避難所や仮設住宅などで生活を送っていらっしゃる方がいます。地震が残した爪跡は本当に大きいものだったと改めて実感させられます。一日も早い復興をお祈り申し上げます。
写真は、被災地で行方不明者の捜索にあたった「仙台の災害救助犬・鏡之介」と訓練士さん。不明者発見につながる貢献をした「鏡之介」はとても頼もしくみえました。

さて、犬だけでも種類は数百種類、世界には数え切れないほどの動物が生息しています。
「一度」でなく「もう一度」訪れてみたいあの場所!
去年行った"マレーシアのボルネオ島"。
とにかく動物が好き。「ボルネオ島」と「スマトラ島」にしか生息していないと言われる「オランウータン」に会いにいきました。
一生のほとんどを木の上で過ごすオランウータン、しかし森林伐採が進み生息地を奪われ、密猟がなくならない今、その数は激減しているそうです。

訪れたのはオランウータンの「自然保護区」、無邪気に遊ぶオランウータンは何とも愛くるしく、何時間いてもあきることはありません。枝を上手に利用して遊んだり、大きな枝を運んできて腰掛けたり、どこか人間の子供のようにも見えました。
これが彼らの"素"の姿かと感心したりして。
でもいつかこんな愛くるしい姿が見られなくなってしまう日がきてしまうのでしょうか?
私達に何かできる事はあるのでしょうか?

今、オランウータンの生息地を守ろうと日本も熱帯林回復活動に協力しているそうです。
いつかまた、オランウータン達の姿が変わらず、いや今より多くのオランウータンが見られるようになったボルネオ島に行って見たいと思います。

テーマ、ラストを飾るのは1年に1回は必ず焼肉を一緒に食べに行く相棒「板」です。

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