「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

ふるさと

(2008/07/30)


「ふるさと」と聞くと、直ぐに思い浮かべられる歌があります。
「ふるさとのはなしをしよう」北原謙二のヒット曲です。年代は昭和40年ですから、1965年です。
東京オリンピックの翌年ですね。
時代は、1970年の大阪万国博覧会に向かっていました。
キダ・タロー作曲、伊野上のぼる作詞。作詞と作曲のバランスというか?配合?というか、実に見事です。いい歌です。

かつお舟がはいる浜辺
夕焼けの海
ふるさとの花火
縁日
桃の畑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
情景が浮かぶ歌というのは、詩が良いのでしょうね。良い詩は良い曲の条件です。
私のカラオケの締めに使う曲です。これは余計な話。

こういうふるさとを持っていないことが、こういう歌への憧れとして好きなのかもしれません。

でも、待ってください。子どもの頃はこんな歌詞が自分のふるさとにも当てはまりますね。

海苔の香り
伝馬船
かっぱ祭り
毎月7日、17日、27日の夜店
荒神様
紙芝居や
お酉様
氷屋

ごくごく身近なものでは、
町工場
旋盤の音
油の匂い
銭湯の雑音・・・・・・・・・・・・・・・・

情景が浮かべば、今でも生きているのがふるさとでしょう。
私のふるさと品川の一場面です。
「ふるさとのはなしをしよう」でした。

さて、あすは、出射アナウンサーのふるさとドイツ?の話です。




戻る

アナウンサーTOP
HOME