「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

ツキ(月)にまつわる話
寺田 早輪子
(2008/09/10)


『月とすっぽん』という言葉がありますが、写真は、福島の実家で飼っているすっぽん…ではなくミドリガメです。名前は「キアヌ・リーブス」と言います。私が名付け親です。水浴びをしていたたらいから「ヌン!」と、一歩踏み出した瞬間を捉えた一枚です。力強い雰囲気が出ていて、好きです。この写真をみると、「頑張ろう」という気持ちになるので、携帯電話の待ち受け画面にしております。
キアヌとは、18歳の夏、ホームセンターのぺットコーナーで出会いました。
もう14年、生きています。満月のようにま~るい甲羅は、始めは5cmほどでしたが、現在は20cmに。カメは、普通、頭を触ると、首を甲羅に引っ込めるものですが、うちのキアヌは、ピクリともいたしません。肝がすわっています。『鶴は千年 亀は万年』といいますが、本当に1万年、生きそうな勢いです。
動きもゆっくり、大きな声で鳴きもせず、流行のスローライフを地で行く、うちのキアヌ。
ムスッとした表情の彼(彼女?)に、いやされています。


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