「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
私のイチおし・読書編
梅島 三環子
(2008/10/31)
私のイチおし映画編に変わって、今回のテーマはイチおし読書編!秋の夜長は、映画もいいですけれど読書にももってこいですよね。
私が、好きな本は菊田まり子さんの「いつでも会える」。秋の夜長でなくても、すぐに読めてしまう短い絵本です。ですが、短い内容でも本当に心に残る作品です。松嶋菜々子さんのCMでも以前、話題となりました。
作品では、大好きな飼い主のミキちゃんを突然亡くした犬のシロの心の移ろいが淡々と描かれています。愛らしい絵の中に挟まれる、少しの言葉。でも、少ない言葉だからこそ読み手によって様々な想像を掻き立てられるのだと思います。とっても小さくて、無邪気なシロが大きな悲しみを抱え、懸命に乗り越えようとする姿に心が惹きつけられます。本屋さんで立ち読みしながら、泣けたときにはさすがに焦りましたが…。
今回は私が定期的に読み返したくなる絵本をご紹介してみました。切ないけど、元気がでますよ。
次は、シンガポール帰りの原アナウンサーです。お土産のペン、ありがとうございます。真似てみましたが…似てませんね。すみません。