「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
私のイチおし・読書編
(2008/11/06)
先日局に遊びに来てくれた私の友達で韓国人のソジンちゃんと、今年の夏まで3年間ソウル支局にいた報道部のSデスクと…社内見学ということで記念撮影しました☆
デスクは韓国語ペラペラなので、ソジンとデスクは韓国語。私はちんぷんかんぷんでした(^^;
語学の勉強も過ごしやすい秋ならはかどりそうですけど、今回のテーマは『イチおしの本』ですので、秋の夜長に久しぶりに以前読んだ本を読んでみました。
「氷点」などで有名な三浦綾子さんの自伝です。
「氷点」を読み、三浦綾子さんはなんと高潔で素晴らしい方なんだと思っていました。でも心の歴史をつづったと書かれたこの「道ありき<青春編>」を読むと、誰にでも共感できるような部分もあります。むしろ、自分にはそこまではできないかもしれない…という驚きもありました。
17歳から7年間続けた教職。戦後の虚無感から教師を辞め、二重婚約、肺結核の発病と凄まじい人生を歩んだ三浦さん。その人生を振り返りながら愛や信仰を告白した心の歴史です。
「道ありき<青春編>」という題があらわしていますが、この作品は3部作です。
最初のこの作品が一番私には響きました。人を愛すること、許すこととは何か、自分がもしも絶望していたとしても救われるようなヒントなどがたくさん書いてあります。キリスト教の教えは学校で習って知っていたとしても、それを実感したり心から理解したりすることは難しいと思うんですよね~。
クリスチャンではない私も、この本を読んだら少しわかったような気がしたような気がします(ほんとにわかったの?とつっこまれそうですが)。
悩みがある時とか、病気になってしまったとか、失恋してしまったとか、どうしようもなくてジタバタしている時に読んでみてもいいかもしれません。
私は新幹線に乗る時に何気なく買ったのですが、読んでよかったです。
話題の本もかなり好きなんですが、たまにはこういう一冊もいいかしらと思って今日は「道ありき」をご紹介しました。もしよかったら読んでみてくださいね!
さて、広瀬アナのおすすめは??