「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
クリスマスソング、私はこの一曲
金澤 聡
(2008/12/05)
クリスマスソング、私の一曲は、ワム(Wham!)の『ラストクリスマス(Last Christmas)』です。定番中の定番です。
初めて買った洋楽のレコードが、この『ラストクリスマス』の12インチシングル版でした。
当時は中学生1年生。CDなどなく、レコードやカセットテープが隆盛を誇っていた時代。
アルバムはLPレコードで買って、カセットテープにダビングをして聞いていました。
そんな中、"12インチシングル"レコードなるものが登場。
思春期を迎え、洋楽を聴いていることがカッコイイと思い込んでいた私。
ましてや"12インチシングル"と横文字が続く言葉の響きのカッコよさ。
LPと同じ大きさなのに、"シングル"と呼ぶカッコよさ。
これだけカッコいい要素が揃っていたので、少ないおこずかいから購入費を出すのに躊躇はありませんでした。
購入後は、クリスマス時期も関係なく長岡針をどれだけ交換しただろうかというくらい聴きました。
後にも先にも一曲をあれほど聴いたのは、『ラストクリスマス』だけです。
そんなにたくさん聴いたのにもかかわらず、『ラストクリスマス』の訳を「最後のクリスマス」と長いこと間違えて覚えていました。
正しくは「去年のクリスマス」です。カッコいいと形から入るのではなく本質を見つめることが大事だと、ワムサンタは教えてくれたと勝手に思っています。
写真はすいません、レコードジャケットを貼り付けたかったのですが、実家にレコードがあるため、やや途方にくれたテイストにしてみました。
次回、寺田アナウンサーの一曲は?