「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
かつてお年玉で買ったもの
梅島 三環子
(2009/01/20)
2009年の始まりは、不覚にも眠ってしまいました。
何年ぶりでしょうか…。
世間より1時間半遅れで、迎春を認識した梅島です。みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回のお題、トップランナーの浅見アナから始まり、私でアンカーとなりました。
"かつて、お年玉でかったもの"
大学に入って…20歳を過ぎて…就職して…。年々減ったお年玉に、最近は期待もしなくなる年頃になりました。
当たり前ですね。えぇ。
お年玉頼りで1年の遊び計画を立てていたのは、遠い昔のことのようです。ということで、かつてお年玉で買ったものも、なかなか浮かんでまいりません。思い出せるのは、貯めていたという事実。貯金派の私は、貯めて貯めて"欲しいもの"が見つかったときに買うタイプでした。
そう考えると、人生で1番高い買い物をしたのがお年玉で買ったものになるのでしょうか?となると、お年玉をもっとも注ぎ込んだのは、大学1年の冬に買ったコートになります。
18歳には勇気のいる値段でした。でも、一目ぼれをしてしまったのです。勇気がいる値段なのに、衝動買いをしてしまうという無計画さ。今も変わりません。買ったはいいものの、緊張してなかなか袖を通せなかった記憶があります。まさに本末転倒です。今も新品同然で我が家クローゼットに保管されています。
ですが、いまだに大事な日に着たりもするコートです。形も崩れないし、大事に着ると洋服って長持ちするんだなぁと感じることの出来た1枚となりました。
お年玉で買ったものは、我ながらお年玉でナイスなチョイスだったと思います。