「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
寒い日のお仕事
梅島 三環子
(2009/01/23)
はい。どんと祭の中継には、毎年寒さがつきものですよね。そして、そんな寒いときのお仕事に欠かせないのが携帯カイロです。
先輩方から、どこに貼ると暖かいなど色々アドバイスを頂いていたのですが、私はカイロが苦手で、実は1年目も2年目のときも使ったことはありませんでした。
幼稚園のとき、母親に貼ってもらったカイロが熱くて熱くて…痛くて。はずせばいいのに、そんな発想もなく、突然泣き出して先生に助けてもらった思い出が強く残っているからです。
実際に低温やけどをしたのか、覚えてはいませんが
それ以来、カイロは私にとって恐怖のものと化したのです。
しかし、今年、そんなことを言っていられない事態になりました。とても寒い場所での中継・ロケがあったのです。ということで、寒さに気をとられてばかりもいられません。勇気を出して貼ってみました。
すると、なんと快適なことでしょうか!
まるで湯船に使っているかのようなポカポカ感。
皆さんのおっしゃった肩甲骨の間は、確かにベストポジションです。この手のものは、用法さえ間違えなければよいのだと勉強することとなりました。
その覚えたての"寒い日の必需品"、携帯カイロはどんと祭のときも恥ずかしながら仕込んでおりました。
加えて御神火の温もりにも助けられ、思ったほどの寒さもなく風邪も引かずできたのです。
ですからでしょうか?今回の中継は、"寒さ"ではなく、裸参りの衣装"初晒"の方が思い出に残りました。子供のときから地元のお祭りなどで、つけている人を見てずっと気になっていたのです。
どうやってつけるのか?何故ずりおちないのか??
でも長年の疑問は解決しました。
なかなか息苦しいほどに巻きつけるものなんですね。これで、すっきりです。
写真は、中継をともにした晒。思っていた以上に長くて、巻き方は覚えましたがとっても1人では巻ける気がしません。
次は、金澤アナウンサーです。金澤さんは晒に、そんなに思い出はないそうです。