「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
一番緊張したこと
林 佳緒里
(2009/03/02)
★写真はテーマとは関係ありませんが、知り合いに送って頂いたもの。何ともイ~感じではありませんか?このラブは盲導犬を目指していましたがなれず、でも今は一般家庭犬として幸せに暮らしています★
いろんな場面で緊張しましたね。入学試験に、合格発表、就職試験に、アナウンサーとしてのデビュー、初仕事、あっ!久しぶりの体重測定などなど。その瞬間瞬間が一番の緊張です。
あげるときりがありませんが・・・。
強いて言うなら、「妹を初めて腕に抱いたとき」でしょうか?
私は妹と10歳も離れています。
だから妹が産まれたのは私が小学校4年生の時、その時の記憶はしっかり残っています。
子供が子供を腕に抱く何とも不思議な感じ。ずしりと感じる重さ。命あるものを腕にだくという実感。嬉しさよりも落とさないようという緊張が先にたちました。そして妹と過ごす毎日がしばらくは緊張の連続。
小学4年生ともなると、何とかそれなりに?手伝いができます。おむつ替えにお風呂入れ、ミルクをあげたり、母は危なっかしく思っていたと思いますが、結構いろいろ手伝っていましたよ。
上手に出来るかな?泣いてしまわないかな?などなど緊張の毎日。実家には祖父母も同居していて、家族総出で妹の世話、母も少しは楽が出来たのでは?
一方で、私自身は全て何をするにも妹!妹!の状態に、それまで一人っ子同然にいただけに、やきもちを焼いたこともありました。しかし今振り返ってみると、本当に貴重な経験だったと思い出されます。
そんな妹ももうすぐ社会人2年目。悪戦苦闘しながら教師として小学生達を指導しています。不思議なものです。大きな緊張の中で抱いた妹が今では一緒に悩みを話し合ったり、旅行しあったりするまでに大人になり。姉妹というのは良いものですね~。
お次は板!です。板のお姉さんは私と同じ歳?だったかしら?