「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

一番緊張したこと

(2009/02/26)


「緊張しても舞い上がってはいけない」

これはアナウンス研修で先輩アナから教えてもらった心得の1つ!今でも緊張した時に必ず思い出して、緊張に飲まれないように深~く呼吸をします。こうすると、緊張感は持ちつつも頭がすっきり。
引き締まった気持ちのまま物事に取り組むことができる、私にとってはまさに魔法の心得です。

この気持ちの持ち方を「あの時もっていたら…」と心から思うのは、小学校の6年生のお正月明けの始業式。なぜかじゃんけんで負けて「冬休みをどう過ごしたか」という作文を全校生徒の前で発表しなければならなかった時です。
もはや何をどう書いたのか覚えていないのですが、心臓はバクバク、口の中はカラカラ、右足と右手が一緒に動きそうな位ぎこちない足取り…
倒れそうになりながら朝礼台に登りました。そして軽い眩暈…。ああ、皆の視線が心臓に突き刺さる。。。
お辞儀をしてただ書いてきた作文を読めばいいだけなのに、極度の緊張のためか何度も噛む噛む噛む…
頭が真っ白になって読み終わった後の記憶がほとんどありません。

今振り返ると、原稿があるのにどうしてあんなに緊張したのか不思議な位です。でも、まさに緊張で舞い上がって自分を失っていたんだなあと思います。苦い思い出です(笑)

明日は広瀬アナです。
なんでも、神田神保町でのしょっぱい思い出なんだよね?

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