「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

一番緊張したこと

(2009/02/27)


緊張するといったらテレビに出る時以上のものはないのですが、それはアナウンス部の他のみなさんも同じだと思います。
他に仕事の中で緊張したことといったら、利府高校が甲子園センバツ大会に出場できるかどうかの発表の瞬間がそうでした。この日は午後3時の甲子園出場校の発表に合わせるように車で利府町役場に向かっていて、車中で出場の連絡を待っていました。利府高校は秋の東北大会でも取材をしていたので、祈るような思いでいましたが、見事に21世紀枠でセンバツに出場決定。3月の大会では頑張って頂きたいです。

さて、他に人生の中で特に緊張したこといったら東京・神田神保町で、高校生2人組に「ホントごめん。お金頂戴」と声をかけられた時でしょうか。確か一人が赤い髪をしていて、もう一人が鼻にピアスをしていました。高校1年生の時の話です。いくら会社でいじられキャラだと言っても、さすがに最近の話ではないです。
2人の申し出に対しては丁重にお断りしたのですが、右ポケットの膨らみを隠しながら「通学定期しか持っていなくて財布はない」というような内容の話をしました。相手を刺激しないように言葉を選ぶのに必死で、その後15分くらい変な余韻が残っていた記憶があります。
人生で唯一、金品を巻き上げられそうになった経験でした。

最近は平和。日常の中で緊張することといったら、ゼリーの蓋を中の汁が飛び出ないように慎重に開ける時くらいです。緊張感のない日々を過ごしている証拠ですね。

続いては林アナウンサーです。林さんはどんな時に緊張するんでしょうか??

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