「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ
一番緊張したこと
(2009/02/25)
いや、化粧はしますが、歌舞伎役者のような化粧ではないですよ。ハイビジョン用薄化粧ですね。
さて、
「放送する時、緊張しないのですか?」という質問をよく受けます。緊張はするのです。逆に緊張しないといい仕事が出来ないのです。緊張感を持って!ということでしょうか。
今回のテーマ「一番緊張したこと」と云われますと、そうですね。その昔は、それこそ、アナウンサー試験ですとか?今とは違う一発勝負だからでしょうか。その怖いの怖くないの!
アナウンサーになっての「初鳴き」所謂、初めてのオンエアーですね。
そういう意味では、「初~~」というのは、緊張する瞬間ですね。
古今亭志ん朝師匠は手のひらに「人」という字を書き、三回飲み込んでから、高座に上がりました。
立川談志師匠の場合は、お客が手のひらに「談志」と書いて、三回飲み込んで師匠を迎えます。
これは嘘です。えへへ。でもいい緊張感ですね。
去年の暮れに、護国神社の福娘コンテストの審査員を務めときに、エントリーしている皆さんの緊張感がありありでした。講評時に、「皆さんはいい緊張をされました。緊張感の中で、どう自分を出せるかが大事なのです。」なんて偉そうなことを述べました。
ですから、いい緊張感を持ってください。
それで、一番緊張したことは?
また戻りますか?
森繁久弥さんにインタビューした時、佐久間良子さんにインタビューした時、岩下志麻さんにインタビューした時、夏目雅子さんにインタビューした時、吉永小百合さんにインタビューした時にしましょうか。
そうそう、写真は「クボタ民謡」の収録で使わせてもらった青葉区大倉地区にある古民家。
秋田テレビの谷アナウンサーと一緒ですが、これまた自局ではないアナとコンビを組むと、緊張するものでなんですが、谷さんはもうベテランですからね。そうでもなかったようでした。(笑)
では緊張のフリは?
お次は原アナウンサーです。