「アナ・ログ」
アナウンサーリレーエッセイ

一番緊張したこと

(2009/03/03)


昨年末、年末ジャンボ宝くじを買いました。
実は私にとっては生まれて初めての宝くじでした。どうも当たる気がしなくて、手を出さなかったんですよね。
しかしなぜそんな宝くじを、いざ買おうと思ったのか。

神様の思し召しがあったんです!・・・本当です!

休日に、仙台の街を自転車で走っていたんです。特に何も考えず、ただただ目的地に向けてペダルをこいでいました。すると、誰かに呼ばれた気がしたんです!・・・本当です!
声を掛けられた、聞こえたとかではなく、何かに心を引っ張られたというか、注意を引き付けられたというか。とにかく、呼ばれた方向に自然に顔が向いてしまったんです。
そして視線の先には、宝くじ売り場があったというわけです。気付けばバラで20枚買っていました。

自分でもまさかとは思いましたよ。でも、別の日に今度は自らの意思で宝くじ売り場に行ったんです。もうちょっと買った方がさらに当たりやすくなるかなと思って。
遠くに見える売り場。並んでいる人はいませんでした。しかし歩いて近づいていくと、私より先に1人、また1人と、次々に客が売り場に訪れ、たちまち20人位の行列になっちゃったんです!・・・本当です!

「これはもう20枚に当たりが入っているから買うなと神様が言っているのか!」

単純な私は勝手にそう思い込み、20枚に運命を委ねることにしました。

迎えた発表日。いまはネットで当選番号を知ることができます。手には汗、くじは汗でしなしな。まさに緊張の一瞬、心臓の音が聞こえてくる様でした。目はパソコンの画面と手元の間を高速往復運動。1枚1枚、1つ1つの番号を興奮し、焦りながらも、入念に照合していきました。
これはダメだ。これもダメ。今度もダメだ。次、次・・・・・・そしてついにー!!

お次は、佐藤アナの番です。

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